渥美半島道路期成経済連合会
ごあいさつ
愛知県渥美半島にある田原市は昭和43年の豊川用水全面通水後、目覚ましい発展を遂げてまいりました。渥美半島は、日本の食糧安全保障の一翼を担う国の定める指定野菜の一大産地であるとともに、三河港臨海部にはトヨタ自動車田原工場をはじめとする自動車産業を中心とした企業群に加え、新エネルギー関連企業も進出するなど、当地域の産業が日本経済をけん引する一翼を担っています。観光面では伊良湖港が国土交通省から2025年9月に「みなとオアシス伊良湖」として登録され、伊良湖温泉、太平洋岸サーフスポット、ナショナルサイクルルートの太平洋岸自転車道など豊富な観光資源を有し、毎年多くの観光客が訪れる地域でもあります。
一方で、東名・新東名高速道路等の最寄りのインターから往復3時間以上を要することや、救急搬送においては、第3次救急医療施設である豊橋市民病院まで渥美半島の西側約半分の地域が平均60分以上を要することから、移動時間の短縮と観光アクセス改善による渥美半島の地方創生の実現を図ることが課題となっています。
さらに、能登半島地震を踏まえた南海トラフ巨大地震の災害想定において、緊急輸送道路である国道は海岸沿いを通り、通行止めが長期化しやすい2車線しかないことで、津波、液状化、山地崩落による寸断が危惧されており、特に国道に代わる幹線道路がない半島先端地域は長期孤立が強く懸念されています。
これら渥美半島の大きな課題に対し、耐震があり信頼性の高い、移動時間の大幅な短縮を図る「渥美半島道路」の早期実現にむけて、関係者皆様方とともに手を携えて尽力してまいりますので、ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
渥美半島道路期成経済連合会会長
鈴木 照彦
(愛知みなみ農業協同組合 代表理事組合長)
渥美半島道路とは?
「渥美半島道路」は浜松湖西豊橋道路との接続から半島先端部を結び、「東三河1時間交通圏」の実現、高速道路等へのアクセス向上、ならびに国土強靭化を図る道路として、物流生産性の向上、救急医療、災害対策などのストック効果が期待される道路で、令和3年3月に国や県の新広域道路交通計画において「構想路線 (注1)」に位置付けられました。
(注1)「構想路線」:高規格道路として役割が期待されるものの、調査に着手している段階にない道路
田原市の工業、農業、観光について
農業生産(第1次産業) 、観光振興(第3次産業)、救急医療、防災における交通課題について
速達性・定時性・信頼性の高い強靭な道路軸(渥美半島道路)の実現について
渥美半島道路期成経済連合会 構成員
(令和6年6月30日現在)
会員(順不動)
事務局
〒441-3421 愛知県田原市田原町倉田10番地の2
電話番号 0531-22-6666 ファックス番号 0531-23-0419
お問合せ:渥美半島道路期成経済連合会





